【 北海道 】 帯広市の魚千で食べ終わった真ホッケの皮でダシをとったラーメン | 冬の十勝旅4日間 その3

2月というのに帯広の飲み屋街の雪はこんなもんです。このところずっと雪降ってないんですわ。

2021年2月27日、土曜日。17時半に予約していました。ああっ再訪したかった魚千。やってきましたっ。

真っ白い暖簾が清々しさまで感じさせます。

ホテルから徒歩5分程度でしたが気温はマイナス10℃ほど。

体を温めるために燗酒を1合お願いしました。つきだしは温泉たまごです。

2年前に来た時と変わらず「♡私(時価)」って書いてある・笑

まずは分厚い帆立刺しからスタートがお決まりです。8個入ってたぶん3000円です。しかしこの部厚さを見てください。ホント美味いのよコレ。

女将に「こんな分厚い帆立刺しないよね」って言ったら「いや他の店はこれをカットして出しているからじゃない、うちは丸々カットして出しているから」。なるほどそうか。

んで、さらに「うちは野付の帆立がしか使わないよ、あそこのが一番って思っているから。入荷しないときは帆立メニューは無いですよ」とおっしゃるではないか。野付半島はぶどう海老だけじゃなくて帆立も特別なのか。

そういえば野付半島の付け根にある温泉宿を息子たちに予約して揚げたとき、バカみたいに量もあってバカみたいに美味かったって言ってたわ。特別料理コースのお高いので2食ついて15000円だったのを覚えてる。あそこにも泊ってみたい。

目の前には美味そうな魚が並んでます。これは真ホッケです。

そして鰊です。

蛸やわらか煮にするか迷いましたが、銀ガレイのエンガワにしました。この前も食べたんだけどねぇ。

脂のノリが半端ないのよコレ。酒が進むのよコレ。

こちらがレギュラーメニューです。2年前とは変わってないかな→2年前の魚千の記事はこちら。

そして店主は渋谷ツネ子様。ツネ子様はおいくつかなと思って想像していたら・・

生年月日が掲げてありました~。壁には予約の紙がバンバン貼り付けてあります。観光客も地元客もいろいろ混ざった客層です。

さて体も温まりましたので冷酒にしました。

北海道は増毛町の國稀にしました。純米酒700円なり。良くみたら旭川の冷酒「北海の熊」なる飲んだことのない酒もあるじゃないの。

次回は北海の熊を飲んでみよっと。

そうこうしているうちに、漬物を「サービスです」と言って女将が出してくれました。この前もそうだったから恒例なんやろね。

それがねぇ、このタイミングでサッパリしたものがお酒と一緒にアテに合うのよ。

このお店、1品づつがデカいちゅうか量が多いので沢山は食べれません。牛みたいに反芻できる胃袋が5つくらい欲しいわ。

ちゅうことで真ホッケを焼いてもらうことにしました。

真ホッケが焼きあがるまでに、なぜか他のお客様が次々に注文している卵焼き500円なりが気になって、「つられ注文」しちゃいました。

でっかくて甘い玉子焼きで食べ応えすごいです。

そして真ホッケも焼きあがりました。大きくて美しい。ホッケこそ九州で食べるのと北海道のちゃんとした店で食べるのは天と地、いやポルシェとカローラくらい違う大きさとお味です。

脂がホッケからジワッと滲み出して溜りが出来ています。

ちゅうことで、ホクホクの真ホッケ焼きを頂きました。まいう~♪

ほぼほぼ完食なんですが、ここらで最後の〆に皆様が注文している「焼きおにぎり」にするのか、はたまた前回食べ逃した「銀むつのカマ」にするのかしばし悩みました。

向うにあるのが「焼きおにぎり」なんか麦飯と普通飯の混ざったものみたいな感じです。そして手前にあるのが銀むつカマ焼き。たまらんなあ。

テーブルの目の前には、真ホッケ。そのの向うにあるのは、まとう鯛。その向うには銀むつのカマがありますわ。

いろいろ考えたあげく「女将!女将が作るととろ飯を食べたいんやけど」と言ったら、女将が「その食べ終わった真ホッケでラーメン作ろうと思ってたんやけど」

いやあ、美味い食べ方はやっぱ地元の人が知ってるに決まってるじゃないのと思った私は「女将っ、それお願いします」。

真カレイの向うで私用のラーメンを作るツネ子女将のりりしいお姿があります。

 

女将がつきっきりで私のラーメンを作ってくれました。料理に魂が入っています。

おおっ、飲んだあとに嬉しい小ぶりな器でラーメンが登場しましたっ。

面も美味いが真ホッケの出汁でとったスープも美味いっ。なんか海老かなんかの甲殻類の出汁も入っている感じがします。

このスープ、飲み干しましたぜ。

大満足して店をあとにし近くのホテルにふらふらと戻ります。歩道の歩くところには雪はないので歩きやすいです。

帯広市民のソウルフード、インデアンカレー。立派やからここが本店やろか・・

ホテルまでの道すがら飲み屋前に出ている看板を見るのも楽しいです。厚岸産牡蠣がいくつ食べても半額!!って書いてありました。だったら1個195円って書いたらどうやとかなんとかツッコミながらふらふらと歩きます。

いくらのっけ飯とかいくら乗っけ牡蠣とか美味そうっ。

≫次の記事:【 北海道 】 初日はホテルエリアワン帯広に宿泊 | 冬の十勝旅4日間 その4

 

☆炉端 魚千
〒080-0012 北海道帯広市西2条南9丁目20

≫googleMapで開く
TEL:0155-25-1569
営業時間:17時~23時
定休日:毎月第2日曜日、毎月第4日曜日

≫筆者:おのちん
≫来店日:2021.02.27

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