2014年9月4日、釧路駅前の安いスーパーホテルにチェックインしました。そして歩いて10分の繁華街に、プラプラと歩き出した私たち。個人的にはネーミングが素敵な「NEWぐでんぐでん」に立ち寄りたいところですが妻も同行なので諦めました・笑
なんか黄色紙をぶら下げた人たちばかりいるなと思ったら「第11回釧路末広はしご酒大会」なるものが開催されてました。なんでもチケット買って90分で5件回るらしい。あわただしいなあ。まあ私は、そういうイベントには目もくれず、自分の直感を信じて、ふらりと入ったのはココ。
「炉ばた ひょうたん」。この風情、酒飲みの直感はただしいのではないでしょうか。「炭火焼き」「自家製天日干し」と赤ちょうちんに書いてあります。
御献立。自然干魚、カレイ、ホッケ、メンマ、コマイ、刺身(ツブ、活蛸、ホヤ、ホタテ、牡蠣)なんぞが書いてあります。
あれに見えるは店名のひょうたんかな。おおっ!アナゴとイワシがぶら下がってる。あれは一夜干しか!いやあ、炭火の上に下がってるから、燻製だなあ。
この「ひょうたん」さん。74歳の話好きな女将が1人でやってる店でした。ほぼカウンターのみ。まずは、つぶ貝を頂きました。
梅酒は自家製でした。そして刺盛りを注文しました。秋の釧路と言えば秋刀魚ですよね、そしてイワシ、ホッキ、釧路の旬の三拍子がそろい踏みです。
トマトとキュウリは女将が自分で作ったそうです。朝採れちゅうことでバリっとしてます。
ビールを飲んだあとは、冷酒「北の勝」にしました。
初物だそうです!プリっぷりの光具合でみずみずしいですわ~。
でかすぎるので岩牡蠣かと思いました。こんなにデカいのに、なんとまあ、冬の牡蠣でした。9月の初旬に冬の牡蠣がある、日本で唯一、一年中牡蠣を出荷している厚岸からだろうか。さすが、釧路です。こんなに早い初物の牡蠣を食べたのは初めてでした。
ホッケを注文してみました。だって北海道だもん、九州にはないホッケを新しいうちに食べてみたいですもん。
女将が「お客様ネット見てきたの?」というので「いや、ふらふらと歩いて店構え見て入店してみました」って答えたら「お客様みたいな人、珍しいわあ」と言われちゃいました。
女将が「私が朝茹でた毛ガニがあるんよ、重くて甘いよっ」って言うじゃないですか。悪魔のささやきですわ~。しばし「う~ん」迷った後に、それは目の前に鎮座しておりました。
確かにこの毛蟹、ブリブリに身が入ってるじゃあないの。女将に「明日は帯広に行く」と言ったら「ないたい高原」の景色が素晴らしいと教えてもらいました。クセの強い女将と波長があえば居心地は良いでしょう。
ところでこのお店、一夜干しの本ししゃもを自家製で作ってました。本ししゃもを獲れる11月の2~3週間だけの販売で予約受けて全国発送してるそうです。うまそうですよね♪
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☆炉ばた ひょうたん
〒085-0013 北海道釧路市栄町3丁目2 狸穴小路ビル
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TEL:0154226268
≫筆者:おのちん
≫来店日:2014.09.04