こんにちは、はてはてマンボウです。今回は静岡県の海に迷いこみました。
梓「マンボウちゃんは、東海大学って知っているかい」
マ「あ、連理梓さん。どうしたんですか、急に大学の話なんてして。今回は『学びの壺』ですかい。それとも駅伝?」
梓「静岡県には、東海大が運営している水族館があるんだ」
マ「へえ、おもしろそうですね! 行ってみましょう、はってはて♪」
海洋科学博物館ってどんなところ?
梓「大きな船が出迎えてくれる敷地には、『海のはくぶつかん』と『恐竜のはくぶつかん』の2つが揃っている」
マ「どっちも、東海大が運営しているんですか」
梓「そのとおり。市民に対して、自然に関する知識を広く普及させることが目的。『海のはくぶつかん』の方は、東海大の海洋学物の研究施設にもなっている」
マ「アクセスは、なにが便利ですか。電車?」
梓「公共交通機関を使うなら、JR東海道線の清水駅で下車して、バスに乗ろう」
梓「駅から30分程度で到着だ」
水族館を楽しもう! 1Fは「水族館部門」
マ「あら、ウツボがこんにちは」
マ「あ、こっちは情けない顔に定評のある、シャコです」
マ「まずは、サンゴ礁周辺の温かい海に生きている生きものが展示されていますねえ」
マ「今度は立派な大水槽です、楽しいですねえ」
梓「シロワニは存在感があるね」
マ「はて、サメなのに、ワニとは」
梓「ワニはサメの別名。中国地方ではいまでもサメをワニと呼ぶ地域があるし、広島県の三原では『ワニ料理』が郷土料理として有名だよ」
マ「はて、こっちは、いなばの白兎」
梓「『因幡の白兎』の物語で、隠岐の島から島根県へ渡るために兎が海へ並べたのも『ワニ』だね。兎はワニを騙して海に並べたんだけど、ワニの背中をピョンピョン飛んで海を渡り終えたところで、ワニをばかにしたことから、毛をむしりとられてしまった」
マ「へえ、神話の時代から、『ワニ』がいたんですねえ」
科学の知識を解説! 2Fは科学博物館部門
梓「さて、2Fに昇ると、科学博物館部門。生きものの標本や骨格が展示されている」
マ「うわあ、大きい! これはクジラですか」
梓「ピグミーシロナガスクジラの標本。シロナガスクジラの仲間だけど、少し小さめの種類。それでも、この骨格は全長18mもある」
マ「まぼ、こっちにも大きなサメが」
梓「これはメガマウスザメ」
マ「はて、メガマウス。大きなネズミですか」
梓「”mouse”じゃなくて”mouth”、『大きな口』が由来だよ」
マ「なるほど」
マ「こうやって正面から見ると、やや不気味ですね……」
梓「深海生物らしい、独特の表情だよね。でも主食はプランクトンだから、人は襲わない」
マ「やさしいサメちゃんでしたか。マンボウ、お友達になれるかも」
梓「メガマウスザメはただでさえ確認例の少ない生きもの。福岡県の『マリンワールド海の中道』や三重県の『鳥羽水族館』でも展示されているけれど雌雄一緒に展示されているのは、世界でもここだけなんだよ」
いやしをもとめて╿「クラゲギャラリー」と「くまのみ水族館」
梓「さて、1Fに戻ると、クラゲギャラリーがお出迎え」
マ「クラゲって、どんなときでも私たちをいやしてくれますよねえ」
マ「まぼ! すばやい動き」
マ「あ、くまのみちゃんでしたか。こっちも小さくて色とりどりのかわいいお魚さんですねえ。お勉強もできて、いやされて、楽しい水族館でした、はってはて♪」
基本情報のまとめ
☆東海大学海洋科学博物館 公式HP
〒424-0901 静岡県静岡市清水区三保2389
≫筆者:連理梓
≫来訪日:2013.07.28
参考文献
〇神社本庁(2012)『神話のおへそ』(扶桑社)
水族館 相互リンク
↑↑↑日本全国でマンボウが回遊した水族館の記事はこちらにまとめてあります。
水族館好きのみなさんはぜひ、チェックしてくれ~まあんぼう~