石崎漁港
志苔館跡からさらに車を東へ向けて走り始めました。右手には紺碧の津軽海峡が広がります。見えてきたのは石崎漁港です。あっちこっちに「密漁禁止」の看板を見かけますがこれだけ看板が多いのは密漁をする人たちがたくさんいるということでしょうね。また地域によっても内容が違っててここは「うに・あわび等の貝類」と書いてあります。
目の前には津軽海峡という良い漁場が広がっていますからねぇ。
津軽海峡の向うにはむつ半島が大きく見えます。
戸井漁港はまぐろ漁の本拠地。
しばらく走ると戸井の看板があったので主道を外れ漁村の中に入っていきました。根室などで見かける昆布干しの場所が確保されています。
漁師の家ではあちこちに昆布が干されていました。
そして到着したのは戸井漁港です。陸奥半島の大間とは本当に近いです。
大間の漁港です。人は全然いませんでした。
カモメが2羽、日向ぼっこをしていましたが私が近づくと10メートルくらいで1羽が立ち上がりました。
函館空港にも「日本一 戸井のまぐろ」と書いてありましたが大間と違って「鮪を食べれそうな店」がありませんでした。どっかにあるのかもしれませんが・・
戸井漁港には写真のようにイカ釣り船が何艘かいました。
戸井漁港から津軽海峡を眺めました。
旧戸井線 コンクリートアーチ橋に萌える
戸井漁港からしばらく走ると左手に美しい橋が見えてきました。どうも鉄道のようですので車をとめて眺めました。
どうです!民家がすぐ橋の下にあります。この美しいアーチ型の橋は旧戸井線の跡だそうです。道路とこの家の間に影にパトカーが隠れていました。スピード違反の取り締まりでしょうか・・
【Googleマップ:ローカルガイドYUKO Kさん の記事より抜粋】
戸井線は函館五稜郭駅~戸井駅を結ぶ軍事用路線として計画されましたが一度も列車が走ることなく廃線となった未成線です。 工事は昭和12年(1937年)からスタートして昭和18年(1943年)に中止。 その時点で9割ほど完成していたとのことです。 海沿いの国道278号線からは美しくも悲しげな遺構を見ることができます。 ・橋梁跡である円柱状のコンクリート橋脚が汐泊川に残っています。 橋桁はなく4本もの円筒は異種独特な光景です。 ・住宅のある後ろにそびえ立つコンクリート造りの美しい八連アーチ橋が見えますよ。 ・18連アーチ橋梁。トンネルの坑口も見えます。 住宅街を見下ろす場所の中から圧倒的なその姿を遺す光景は是非一見の価値はあります。 生活空間の中にありますので近隣の方のご迷惑にならないよう注意が必要です。
汐首岬
さて「北海道~本州 最短の地 17,5キロ」と書かれた看板の場所に出ました。駐車場は特にないので車を路側帯に寄せて歩きました。
国道278号線は、恵山内浦ラインと呼ぶようですね。この汐首岬から向かいの陸奥半島の大間まで17,5キロしかありません。以前大間に行ったときに函館を走る車が見えていましたがこちらからは見えませんでした。少し黄砂があるせいかもしれません。
石垣で小さな港が作ってありました。澄んだ美しい海です。
汐首岬から津軽海峡、大間を眺む。
活火山の恵山
汐首岬を出発し恵山に向けて走り始めると右奥に恵山が見えてきました。
海上には柱状節理が美しく斜めに飛び出しています。まさに火山活動の跡ですね。
恵山の左手中腹からは噴煙が見えています。恵山岬灯台までもう一息です。
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☆汐首岬
〒041-0301 北海道函館市汐首町
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≫筆者:おのちん
≫来店日:2021.05.09