【 北九州市 】恐竜好きの君はもう、命の旅に出たか╿いのちのたび博物館

こんにちは、はてはてマンボウです。今回は福岡県の北九州を回遊しています。さて、マンボウが訪れたのは福岡県 北九州市の一大テーマパーク……

スペースワールド!

は、もう閉園して見られないんでした、はて……。

そう、マンボウが訪れたのは、スペースワールド駅の最寄りにある、もう1つの観光スポット……

「いのちのたび博物館」!

2018年の春先に訪れたときは、立派な桜が咲いていました。

大人でも入場料は500円。小学生の子どもはなんと200円で入場できちゃうんです。はってはて♪

いのちのたび博物館って、どんなところ?

『いのちのたび博物館』って不思議な名前だけど、いったいどんなところなんでしょうか、はて。

梓「ここに来るのは初めてかな、マンボウちゃん」

マ「はっ、これは連理梓さん。マンボウ、福井の恐竜博物館にも負けないぐらいの恐竜たちが見られると聞いて回遊してきたんですけど、『いのちのたび』とはこりゃいかに」

梓「この博物館の英語表記は”KITAKYUSHU MUSEUM OF NATURAL HISTORY & HUMAN HISTORY”。いわゆる自然史博物館というやつだ」

マ「自然史博物館、はて。なんだか耳慣れないわねえ」

梓「地球の成立ちから、気象学に天文学、地質学に古生物学といった自然そのものを広く取り扱うのが自然史博物館だ。まあ、小難しい話は置いといて、まずは実際に展示物を見てみよう」

マ「うわあ、マンボウのご先祖様でしょうか。太古の魚の化石がお出迎えです。これは期待がもてそうですねえ」

常設展は恐竜の宝庫!

梓「さあ、まずは奥に進んでごらん」

はて

はて!

はて~!

梓「気に入ってくれたかな。ここは日本でも有数の、自然史博物館なんだ」

マ「こりゃあすごいですよ、連理梓さん。こんなにたくさんの恐竜にお出迎えしてもらったの、マンボウは初めてですう、まあんぼう」

梓「ティラノサウルスにトリケラトプス、首の長い『雷竜』がダイナミックに並べてあるよ。子どもはもちろん、大人だってワクワクするような展示でいっぱいだ」

梓「骨格標本はモノクロで撮ると雰囲気が出るよ」

マ「ほんとだあ。シブいわねえ」

マ「この恐竜は、なんですか」

梓「これはケツァルコアトルス。北米で見つかった世界最大の翼竜で、翼を広げると10メートルを越える」

マ「けつあご……なんだか発音しにくい恐竜ねえ」

梓「アメリカ大陸の先住民族に語り継がれていたアステカ神話に出てくる神様が由来になっているんだ。ちなみに、これは恐竜じゃない」

マ「はて、恐竜じゃない」

梓「翼竜は恐竜じゃないんだ。海に住んでいる首長竜も恐竜ではないよ」

マ「まぼ?」

梓「百科事典にも間違ってそう記載されていることもあるから、勘違いするのも無理はない。その辺については、またの機会に解説しよう

恐竜だけじゃない! 骨格標本と剥製の数々

梓「いのちのたび博物館に展示されているのは、恐竜だけじゃないんだよ。もっと奥に進んでごらん」

マ「あ、マンモス」

マ「それに、鷲の剥製も!」

梓「哺乳類、魚介類、両生類に爬虫類、それに鳥類の剥製だって並んでいる。展示品は全部で数千点が並んでいるとか」

マ「これは、水族館で見たことあるわねえ」

梓「タカアシガニの剥製だ。水族館でもっともすぐれた生きものの一つだね」

マ「へ、どうして」

梓「そりゃ、かっこいいからさ。イカしたフォルムだろう」

マ「はて」

マ「あっ、マンボウ!」

梓「こうやって見ると、なかなかの存在感だね。翼竜やクジラ類なんかは天井から吊るしてあるから、まるで空を飛んでいるような雄大さがあるよ」

マ「空を回遊するマンボウ~」

特別展も見逃せない!

梓「さて、マンボウちゃん。ここまで見たのは常設展示。ということは」

マ「ああ、お手洗いを済ませて帰るんですねえ」

梓「違うでしょ! 特別展示があるということだよ」

マ「は、はてはて」

梓「この日の特別展示は『Bones』。いろんな生きものの骨格標本を展示していたんだ」

梓「これはカエル。骨格にすると頭頂部はスペードのような形だとわかる」

梓「ヘビの骨格は幕末の職人が作る精密細工みたいな繊細さがある」

梓「ペンギンは首の座っていない赤んぼうみたいでキュートだ」

マ「骨格標本マニアには、たまらないかもしれませんねえ」

梓「年間を通してさまざまな特別展示が催されているから、気になる展示のときにふらっと訪ねてみると楽しいよ」

マ「ミュージアム・ショップもなかなかの充実ぶりだから、お気に入りの生きものにちなんだおみやげを選ぶのも楽しいですね、はってはて♪」

『けっきょく恐竜って「何者」?╿《解説》恐竜、翼竜、ときどき鳥類』
↑「恐竜と翼竜の違いってなに?」「恐竜についてもっと知りたい!」という方は、こちらの記事もチェックしてくれ~まあんぼう~

基本情報のまとめ

☆北九州市いのちのたび博物館:公式HP
住所:北九州市八幡東区東田2-4-1
googleMapで開く

☆アクセス:JR九州 鹿児島本線 「スペースワールド駅」徒歩6分

TEL:092-482-3456
営業時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:年末年始、毎年6月下旬頃(害虫駆除)

 

≫筆者:連理梓
≫来訪日:2018.03.31

関連記事

  1. 【 鳥取 】海陽亭で蟹たっぷり丼と特選海鮮丼|境港市の境港水産物直売センター内

  2. 【兵庫県】コウノトリ但馬空港のトイレはコクピットになっていた│2泊3日鳥取と城崎温泉の旅

  3. 【礼文島】雲丹、つぶ貝、帆立、海老、生ずわいの爪が入った磯っ子ラーメン:武ちゃん寿司│【8月】稚内・利尻・礼文の旅 5泊6日 その14

  4. 【 福岡市 】お子様うどんは、お安いのに超豪華|牧のうどん

  5. 【 長野 】長野県産牛筋100%の赤ワイン煮込み牛筋カレー|長野県松本市沢渡のグレンパークさわんど

  6. 【 京都 】常連さんおススメの鮭のカマ焼き|京都市北区の居酒屋、鬼太鼓

  7. 【 北海道 】ズワイガニたっぷりのトマトソーススパゲティ温泉たまご添え。層雲峡のビアグリル・キャニオン│2泊3日道央の旅

  8. 【 福岡市 】春だなあ!白魚の磯部揚げ|博多区の五三食堂 その27

  9. 【 島根 】宍道湖七珍を食べつくせ|島根県松江市のやまいち

  1. 【 青森 】津軽半島周遊 晩秋の青森の紅葉と八甲田の雪 3泊4日の…

    2022.01.04

  2. 【 島旅 神集島 】 佐賀県唐津市の神集島はフェリーで8分で到着し…

    2021.07.25

  3. 【 島旅 唐津市高島 】 宝当神社がある高島までフェリーで10分

    2021.07.06

  4. 【5月の北海道】3泊4日 函館を中心としたみどころいっぱいの道…

    2021.05.16

  5. 【 高級居酒屋 】 福岡市の田中田は一流の食材を美しく食べさせてく…

    2021.04.28

  6. 【 鹿児島奄美特集 】 さすが元沖縄です。奄美は人は少なく美しい海…

    2021.04.20

  7. 【特集:冬の十勝4日間】快晴と大雪、帯広、然別湖、旭岳、美瑛を…

    2021.03.18

  8. 【特集】 和食系、味、香り、彩り、器も最高 │ 赤坂あきちゃん

    2020.12.31

  9. 【 特集 : ニセコの温泉 】温泉付ペンションアダージョとヒルトン…

    2020.12.31

  10. 【特集:男池】大分、紅葉の宝泉寺温泉に泊まる1泊2日

    2020.12.31

  1. 【 鹿児島奄美特集 】 さすが元沖縄です。奄美は人は少なく美しい海…

    2021.04.20

  2. 【特集:冬の十勝4日間】快晴と大雪、帯広、然別湖、旭岳、美瑛を…

    2021.03.18

  3. 【ニセコ・積丹2泊3日】旬のバフンウニ丼を食べる旅

    2016.07.30

  4. 【昭和レトロ居酒屋】福岡市博多区のがったんごっとん

    2019.05.28

  5. 【特集:11月の北東北3泊4日の旅】大間の本鮪を食べに行く旅

    2015.11.20

  6. 【奈良県:小料理奈良】大皿料理は半製品。どんなものに仕上がるか…

    2019.05.18

  7. 【食と酒 なかむた-特集記事】都会の古民家で上質な和食|福岡市中…

    2019.01.27

  8. 【イタリアン料理】感動の5000円フルコース|鹿児島県薩摩川内市の…

    2019.05.21

  9. 【長崎市内観光とグルメ】おでん専門店「桃若」へ|1泊2日:2019.…

    2019.01.23

  10. 【特集:9月の富山】台風の中、紅葉の立山2泊3日の旅

    2020.10.03

  1. 【特集】奇想の画家ってなんですか?

    2019.02.17

  2. 【特集】仏の世界の四階層╿如来・菩薩・明王・天

    2019.02.07