2019年2月17日日曜日。
1日に2組しかとらないという1軒の温泉宿にやってきました。
時間は午後14時過ぎ。斐伊川に沿って公衆浴場と温泉宿が1軒あります。
尾原ダムと道の駅おろちの里
ちょっと時間が早すぎるので山奥の方に走って行ってみました。
奥出雲の鬼の舌震までは遠いので諦めましたが、尾原ダムの横にある道の駅「おろちの里」
八幡のおろち伝説があるところですからこの名前です。
山の中に立派な建物が平屋で立っていました。その前には・・
尾原ダムです。かなり大きなダムです。
さくらおろち湖という別名もついていました。
もちょっと走れば奥出雲町でそこから先は岡山県ですね。
道の駅おろちの売店を覗いてみます。
特産物ですか!
中は、地物の野菜が売っていました。明日福岡には戻るのでまだ買うわけにはいきませんなあ。
奥出雲の一軒宿 湯村温泉の湯の上館
店内をひととおり見た後、湯村温泉に引き返しました。
20分も走れば湯村温泉に到着。
実はこの道路沿いに今年8月完成予定で大きな国民宿舎を建設中です。
これができたら湯村温泉もかなりお客様を取られるかもしれませんね。
湯村温泉は昔からの公衆浴場のようです。
駐車場に車をとめてすぐそこの左手が公衆浴場、湯村温泉。
右手がそれを経営している湯乃上館です。
ほう、古いですねぇ。右手前にある藁ぶき屋根が1組だけ使えるお食事どころ。
囲炉裏になっていてお泊りする2組のうち1組が食事に使えるのです。今回は先に予約がありますと言われていました。
これですね。雰囲気ありますわ♪
他の方が書いたブログを見たら夜いろりで食事できなかった組は翌朝の食事に使えますって書いてありましたけど、私たちは朝夜とも部屋食でここは使えませんでした。
郵便の取集は1日1回だけですね。
囲炉裏のあるお食事処を湯乃上館への階段から見た写真です。
この湯の上館、明治5年に建てられたそうで、150年近く経過した建物だそうです。
あちこち手は入れているものの主な柱などは昔のままです。
公衆浴場 湯村温泉
その湯乃上館の前にあるのが公衆浴場、湯村温泉。
左手に貸し切り家族湯、右手に公衆浴場なのですがその真ん中に足湯がありました。
チェックインは15時からと思って現地についてみたら16時からがチェックイン時間でした( ゚Д゚)
しょうがないので公衆浴場の中に入ってしばし休憩です。
薪ストーブが置いてあり、ご年配の品のよい男性が薪をくべながら店番をされていました。
夜21時半までお客様を受け入れているのでその時間まで働いているそうです。
そして翌朝は10時からの営業です。
湯乃上館の宿泊者は無料で公衆浴場と貸し切り家族湯に入れます。
そして一般の人がいない22時から翌日8時までは貸し切りみたいなものになります。
湯村温泉 湯の上館にチェックイン
15時半ころ宿に行って「すいませ~ん、早く着いちゃったんです」って言ったら快くチェンクインさせてくれました。
振り返るとそこは湯村温泉です。
玄関を入って右手が帳場。ストーブが置いてあります。
去年の今時期は雪がかなりあったようですが最近はほんと雪が少なくなったそうで・・
空港のレンタカーのおやじさんも去年の今頃は50センチくらい積もっていたけど今年はさっぱりと言っていました。
ちなみに湯村温泉あたりは昔は2メートルとか積もっていたそうです。
建物に向かって一番右側の部屋に通されました。
こたつです。久しぶりですねぇ。禁煙こたつなんか入ったことがないです。
古いしつらえの椅子が窓際に置いてあります。
しばし座って外を眺めます。
こんなふうに囲炉裏小屋と湯村温泉が見えます。
ご主人が出てきてお茶と紫蘇巻きをご用意くださいました。
しょっぱいです。雪国ですね(^^)/
なんとも、おばあちゃんの家に帰ってきたみたいな雰囲気です。
湯の上館の館内パトロールとトイレ
ちょっとトイレへ。
部屋のドアを開けたら手洗い場があります。
ミシミシと動く廊下を反対側まで歩きます。
左手にはお庭があり大きな木があります。
トイレの手前にも洗面所があります。
トイレは新しいですね。
全然古くなくて近代的なものになっていました。
ちゃんとウォシュレット付きで快適ですね。
湯村温泉の家族湯
夜の食事は18時からなので時間あるし温泉へ向かいました。
すると・・中は芋の子を洗うように人がいて( ゚Д゚)
内湯に9人、露天に6人というような具合でスペースもないし入らずに、いったん出てきました。
嫁さんの方は少なかったそうで・・
この家族湯が空くのを待つことにしたのですわ。
家族湯は50分だそうです。私たちが待っていると次のお客様も家族湯に入りたいそうで・・
1時間以上待つよ~と係りのご年配の男性に言われていました。
さてほどなく家族湯が空きましたので入浴です。
木製の湯貯めにお湯が出てきてるのでそれでかけ湯をします。
こちらが貸し切り家族湯です。公衆浴場は350円なのですがそれに1080円プラスでこちらに入れます。
下を斐伊川が流れていてそれを眺めながら温泉に入れました。
気持ち良いです。
境港は天気が良くなく雨が降っていたのですが湯村温泉はすっかり天気が良いです♪
温泉の中から貸し切り家族湯前景を写しました。
地元の木次牛乳を飲む
さて湯上りと言えば牛乳です。
ここは雲南市木次町なのです。町の牛乳の自動販売機がありました。
普通の牛乳とコーヒー牛乳と迷いましたが普通の牛乳にしました。
風呂上りの一本は格別です♪
建物の外はこんな感じで斐伊川を眺めながらの休憩所になっています。
夏場は今では40℃近くなる日もあるそうですから九州と変わりませんね。
湯の上館の夕食
さて18時になりお食事の開始です。
奥出雲ワイナリーの白ワインをお願いしました。1本3500円です。
自家製のイカの塩辛。
なかなか美味いです。白ワインにも合います。
自家製の生こんにゃく。まるで福岡市の五三食堂で私が夏場によく食べる生コンニャクに似ています。
美味いですよね♪ 生こんにゃく。
平目のこぶ締めです。こじゃれたもんをご主人作りますね♪
どうでしょう・・長さ20センチくらいかな。
のどぐろの塩焼きが登場しました。
ご年配のご婦人が料理を運んでこられます。
これはフカだなと思った瞬間、ご婦人が「ワニよワニ」とのたまう。
ハッと気づきました。昔はサメのことをワニと言ったのです。
青森県に大鰐という町があるのですが、もちろん青森にワニが住んでいるワケではなくサメのことなのだと知っていたので。
するとご婦人が「サメ」と一言。まあ愛想はないのです・笑
全然くさみがなく美味しく食べれましたよ。
さて、ここまで登場するのは一気だったのですが・・・・
わたくしたち、酒のアテにしながら18時30過ぎには食べ終わりました。
それから30分経過し40分経過したころには酔いも醒め外を眺め始めた私。
ヨメさんはテレビを見てましたがそのうち横になり始めました・・・
45分過ぎたので忘れているんじゃないのかと思って下の調理場に降りていって「まだですか」
もうすく行きます・とのお答え( ;∀;)
で、くだんのご婦人登場です。なんかうちのヨメさんと同じような色の服着てる・笑
それにしても2組しかいないのに間が空きすぎじゃないのと思うのですが・・
宿のやり方ですからしょうがないのかな。不便を我慢するのもこのような宿のやり方なのかもしれません。
ローストビーフ。
山芋。
つけもの。
イノシシ鍋。
臭みを消すために味噌鍋なのでしょうね。
イノシシ肉なので、やや硬めながら美味しく頂きました。
ご飯はおひつに入って登場です。
チェックイン時にご主人が「うちのご飯は温泉のお湯で炊いてます。普通の水で炊き比べましたが明らかに美味しいです」と言われていました。
確かにふんわりとしていて味があります。
そのまま少し食べたあと山芋をかけて頂きました。
デザートは梨でございました。
湯の上館のせんべえ布団
そのあと、お料理をもってきてくださった年配のご婦人がお布団を引きにきてくれました。
私は外を眺めていたのですが、ご婦人が出て行ったあとヨメさんが「見てよこれ」というので振り返ると・・
すごい布団の引き方です。こたつに布団が乗っかってます・笑
ヨメさんが、布団を引きなおそうと掛布団をどけたら中はこんな・笑
☞時間を気にしたらいけません。湯村温泉、築145年の湯乃上館に泊まる|島根県雲南市 その2
☆湯村温泉、湯乃上館
島根県雲南市木次町湯村1336
☞GoogleMapで開く
TEL:0854-48-0513
公式ホームページ 湯村温泉 湯乃上館
≫筆者:おのちん
≫宿泊日:2019,02,17