【旅の5日目】
仙法志御崎公園で「あざらし」に餌やりを楽しんだあと、少し車を走らせると右手に、利尻町立博物館がありました。とにかくほとんどの建物が幹線道路沿いにあるので助かります。ちゅうかこの道1本ですけどね。
利尻町立博物館の左手には大きな駐車場があります。土曜日ですが私達の車を入れて3台しかいません。
博物館の右手には昔使った船が展示されていました。
玄関を入ったところに展示されていたのは、2,7メートルの「マッカ」です。昆布を獲るための道具です。
利尻島の公営の施設は200円が相場のようですね。
建物の正面には、昔の鱈漁の船が再現されていました。
江戸時代から鱈漁をしていたことが記録に残っているようですね。
川崎船を用いた大規模な漁が明治20年代には行われていて、富山や石川から出稼ぎ漁師が移住したようです。1991年まで鱈漁が実施されたが漁獲高が減り現在ではほとんど漁はしてないと書いてあります。鰊もそうですが時代とともに獲れなくなるのが魚というもののようです。
でかいトドとゴマフアザラシのはく製がありました。
トナカイがいたようです。さすが北方と地続きだったと言われる利尻島です。トナカイの角に細かい装飾がほどこされていました。
北海道ではニシン漁が盛んだった地域が多いですね。
ニシン番屋とヤン衆たちを再現してありました。
ニシン番屋の様子が再現されているだけでなく、炉端を囲む「若い衆」の声が音声で流れています。
利尻島の漁獲物は、雲丹、利尻昆布、なまこ、あわび、ホッケなどのようです。
その他にも、蛸やイカナゴ、鮭、鮪、カスべ、毛蟹、スルメイカなどが獲れるそうです。
これは、わかりやすいです。
昆布を獲る時に博物館の入り口に展示してあった「マッカ」を使ってとる。その様子が再現されています。
雲丹も船の上からこんなふうに収穫するようです。
昆布を根ごと引き抜く「マッカ」、昆布を刈り取る「コンブ鎌」、雲丹やナマコをすくう「タモ網」、あわびを採取する「あわびかぎ」、そしてあわびの漁獲に使ってた「ヤス」などの説明があります。
これまで説明に登場してきた魚たちをはく製で展示してあります。小さい博物館ですが利尻島の漁業のことがとてもわかりやすいでした。
玄関を出ると右手にはレトロな水飲み場がありました。
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☆利尻町立博物館
〒097-0311 北海道利尻郡利尻町仙法志本町136
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TEL:0163851411
営業時間:09:00~17:00
≫筆者:おのちん
≫訪問日:2020.08.29