尾瀬ヶ原の弥四郎小屋へGO
2015,07,24 群馬県側から、つまり鳩待峠から、はるかな尾瀬にやってきました。カキツバタが咲いています。
ニッコウキスゲも咲いています。気温は20℃前後で清々しいです。尾瀬ヶ原は雨がしとしとと降っていて本日の弥四郎小屋に到着するまで降り続けたので写真はこれだけです。
尾瀬ヶ原の弥四郎小屋に到着
本日お泊りの弥四郎小屋に到着しました。鳩山峠から3時間です、平坦な道なのになんだか疲れました。雨模様だったせいでしょうか。
尾瀬の弥四郎小屋は一番近いコースでも徒歩3時間かかる山小屋ですが小さな子供もきてました。
弥四郎小屋の前にある「弥四郎清水」です。明治21年橘弥四郎入山と書いてありますね。
山小屋には最低でも15時には着くこととなっていますので尾瀬ヶ原の弥四郎小屋には14時に入りました。
こんなところに郵便ポストがありました。13時頃の開箱時間になってますね。福島県の田島支店管轄になっていました。
別館2階の個室を予約していました。部屋からは尾瀬ヶ原が一望です。雨模様だったので眺めはよくないですけど。
宿の説明では弥四郎小屋のお風呂には15時半から入れるとのこと。食事は17時20分からか18時からということでしたので18時からにしてもらいました。
チェックインしたらすぐに陽射しが差し込んできました。とりあえず、本館の2階を探検してみました。
さすがに明治に建てられた建物です。大部屋は年季が入ってますねぇ。
小雨があがった夕方は尾瀬ならではの雰囲気になりました。
あたりには霧というか雲というか立ち込めてきました。
カッパはまだ部屋内に干してありますね。チェックインを終えたし荷物も下ろし身軽になったので、本館左にある喫茶へ行ってみました。
弥四郎小屋でかき氷と生ビール
室内の喫茶はこんな感じです。木こりの鋸がいろんな種類ぶら下げてありますね。
珈琲や紅茶、ホットミルクやゆず茶、カップヌードルやカレーまでいろんなものが用意されています。
喫茶の外にある椅子に座り、尾瀬ヶ原を眺めながらプファっと生ビールですわ。歩いた後の生ビールはたまらんです。
ああっ、かき氷があるじゃあないの。メロン、イチゴ、オレンジ、どれも300円ね。
即、購入です。
尾瀬で歩いた後に食べるかき氷は最高です。
外国人部隊ですね。皆さんが続々到着するのを見ながら喫茶でかき氷を食べる幸せ。
雨は完全に上がりました。最高っ。
弥四郎小屋の晩飯と外で飲み会じゃ
天気も良くなってきて、尾瀬の弥四郎小屋前のベンチでは、夕食前から外では宴会が始まってます。
喫茶部です。喫茶部の2階では、雨で中に入れてあったカッパなどを雨が上がってしまったので外へ干し換えてありますね。
18時に「食事の用意ができましたあ」の館内放送がありました。
典型的な山小屋の食事です。すぐに食べ終わったので、清々しい外に出て飲みなおすことにしました。
雨がないってのは素晴らしいです。至仏山や霧や夕焼けを見ながら、生ビール片手に仲良くなった静岡県の二人組オヤジと、あーだこうだと話は盛り上がります。東京は多摩からの一人旅のお姉さんもそれに加わりどんどん賑やかになっていきました。
幻想的な雰囲気にみなしばし見とれます。山に囲まれた尾瀬にある弥四郎山屋ですが、日が暮れるのが遅いなと感じました。
話はとどめもなく続きます。私の手は磐梯の名水仕込み「栄川」のワンカップの蓋をひとつ、またひとつとウワバミのように開け始めています。
すると、こんどは後ろからかなり酒が入ったオヤジさんが「九州からですかあ、そりゃ大旅行ですねー」と参戦してきました。「どこの空港で降りたんですか?」という質問に私は「はい尾瀬空港です。さっきヘリコプターが来たでしょ?アレですよ。」と答えました。「えっ」とビックリしたオヤジさんの顔を静岡の2人組がニヤニヤして見ていました。
弥四郎小屋の喫茶をサイドから見たらこんな風になっています。
酒も結構飲んだし、弥四郎小屋のまわりによさげな小屋がいくつもあるので見てまわりました。
なんだかどれも堂々とした立派な雰囲気ある山小屋ばかりですね。さすが尾瀬の燧岳ふもとにある歴史ある山小屋たちです。
食事処を併設したキレイな山小屋ばかりです。
翌朝の弥四郎小屋と尾瀬ヶ原
翌日の土曜日の朝、雨がやんでいたので小屋のまわりを散歩にでかけました。昨日の夕方と同じようにガスっています。
アザミにあつまるセセリチョウたち。
男優の後ろに見えるのは、至仏山です。小屋の後ろにそびえる燧ケ岳とこの至仏山は尾瀬の双璧ですよね。
弥四郎小屋からの眺めです。雨がすっかり上がり青空になりました。肌寒いです。
尾瀬ヶ原は朝4時過ぎにはだんだん明るくなってくので、早朝からぶらぶらする人や出発する人たちがたくさんいます。
朝もやの向こうに見えるは至仏。
弥四郎小屋の朝食は、5時半か6時から選びます。山小屋の朝は早いですねぇ、私は6時に朝食を頂きました。
朝食のあと、喫茶部でCoffeeを頂きました。弥四郎小屋のCoffeeは濃すぎず薄すぎず美味かったです。
さて、そろろそ出発です。鳩待峠まで10キロ、徒歩約3時間。登りは最後の30分だけという楽勝コースです。
尾瀬ヶ原の朝は気持ちいいです。
尾瀬ヶ原の標識。山の鼻まで4,5キロです。
至仏山が池塘に逆さに映っています。
尾瀬ヶ原の中心地。木道の交差点になってます。
尾瀬ヶ原には池塘がたくさんあります。
山の花に到着しました。鳩待峠まで3,3キロです。あと3分の1ですね。
尾瀬の背負子さんの荷物の量がすごいのはテレビで見て知っていましたが目の前で見ると唖然とします。これはまだ少ない方かな。
山小屋にはヘリコプターで荷物が運ばれますが、毎日の運搬には、背負子さんも活躍してます。すごいですよね、これを担ぐんですから。
後を身軽についていくのが悪い気がするくらいのすごいボリューム。
鳩待峠に到着後、乗り合いタクシーでレンタカーを置いてる片品村の戸倉にある駐車場へ戻りました。
≫南会津:南会津の大内宿で当たり付玉こんにゃく│【7月】2泊3日、尾瀬と会津の旅 その2
☆弥四郎小屋
〒967-0531 福島県南会津郡檜枝岐村字燧ケ岳
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TEL:0467248040
≫筆者:おのちん
≫来店日:2015.07.24