【 鹿児島 】 郷土料理かずみで島唄を聞きながら太鼓を叩きました │ 2泊3日奄美大島の旅

16時頃に電話してみました。17時からの営業ですがつながりませんでした。が、少しして女将から折り返しの電話がありました。

店に電話したのに携帯からの折り返し、女将の携帯登録しました・笑

島唄を聞けるのは19時半ということで、18時に予約しました。飲んでもりあがった終盤戦で島唄を楽しもうという魂胆です。

生ビールは無いのでまずは瓶ビールと黒糖焼酎をお湯割りでお願いしました。銘柄は「里の曙」です。

だまって料理がでてくるシステムのようです。島ですからシステムの説明なぞはありません。おおざっぱです・笑。

まずはモズクが登場です。なかなか美味いです。こりゃこの後も期待できそうですわ。

「まだ田芋がひとつあったわ」とでてきました。一番右側の田芋は里芋とも違う、薩摩芋とも違うなんとも言えないお味です。でも美味しいですよ。

そして真ん中が、ずいき、里芋の茎と女将が言っていました。

一番左が奄美の「つきあげ」。鹿児島でいう「つけあげ」のような天ぷらです。どれもなかなか美味いです。

細長い店内なのですが入店してすぐ右手に小上がりが3つほど。私は一番奥のカウンターに座りました。

次に出てきたのが刺身です。

キハダマグロとソデイカだそうです。キハダマグロはマグロじゃないよなあとは思ったのですが、そでイカってと思ってググってみたら熱帯から亜熱帯にいる体のサイズだけで1メートルはある大きなイカでした。20キロもありデカいのは30キロとかになるそうです。初めて食べたわ。

水前寺菜とハンダマの和え物。水前寺菜は熊本の水前寺で栽培されてと知ってましたが、ハンダマとはなんぞやとこれもググります。

奄美では不明なものが多くてググることが多いですねぇ。

ハンダマは鹿児島南部から南の温かい地域で栽培されている野菜でした。初めての食材が多いですがどれもお母さんの味で美味しいですよ。

貝が苦手な私に思いっきり巻貝がでてきました。マガキ貝というそうです。

これね、貝から少しだけ実が「引っ張ってくださーい」と言わんばかりに出ています。

それをピッと引っ張ると平たい本体がでてきます。これがまた美味しいのよ。普通の貝と違ってすでに、なとりの珍味みたいに加工したみたいな食べ物です。

こんどは黒糖焼酎じょうごをロックにして追加で2杯飲みました。

そうこうするうちに近所のオヤジさんが鉄砲ユリを土産にもってきました。テッポウユリは奄美のあちこちで今満開です。

オヤジさん、どこで取って来たんだろとみんなで言ってました・笑

こちらはゴーヤチャンプルです。たしかイカとのチャンプルでした。

赤うるめの天ぷらがでてきました。まるごと豪快ですわ。となりのオヤジは頭から食べてましたよ。そこまで柔らかくないのにすごいなあ。

この赤うるめは沖縄ではグルクンと呼べれる大衆魚でよく食べますよね。和名はタカサゴだそうです。奄美では伝統漁法の追い込み漁で獲るそうです。

女将と娘の2名体制で営業されています。営業開始の最初に「味噌が切れてたっ」と娘さんは買いに走って外に行きました。島らしいです・笑

茄子の煮びたし。もうこのあたりでお腹ははちきれそうです。

これくらいで良いかとかはお尋ねはありません。どんどん出てくるのでいらない場合はストップをかけたほうが良いかもしれません。

最後に豚足がでてきました。ここでは豚足をほんの一口味見して終了っ。おなか一杯、降参っ。

 

なんと隣にいたオヤジさんがカウンターにいた三味線をかかえて弾き歌い始めました。まずはワイド節から・・

ひとつひとつ説明してくれながら歌ってくれます。私は太鼓をもたされ伴奏をしました。トントンと叩くだけですけどねっ。

最後は「だれやめ」の歌です。鹿児島では仕事が終わって夕方焼酎を飲むことを「だれやめ」と言います。こあがりのお客様も太鼓で伴奏をお願いされ楽しそうでした。

女将のかずみさんが合いの手を入れていきます。この人ほんとは島唄の歌手かもしれません。

太鼓はたたく三味線は響く、はずめかわいい銀の玉、そりゃパチンコやんか。

三味線を触らせてもらいましたが思ったより重かったです。蛇の皮の模様をしていますが化学品だそうです。

昔ながらの蛇の皮は扱いが難しいのと音が響かないそうでほとんど使われてないらしい。

郷土料理かずみで料理も黒糖焼酎も島唄も腹いっぱいになりホテルに帰るこにしました。なんか皆さんこれからさらに盛り上がる雰囲気でした。

かずみはアーケード商店街の端っこにありシャッターが閉まったアーケード街を歩いてホテルに帰りました。

鹿児島の山形屋がこんなところにもありました。

アーケードには大島紬の店があるのが奄美らしいです。

≫この旅の次の記事:【 鹿児島 】 金作原原生林でジュラシックパークのようなヘゴ群生林を堪能 │ 2泊3日奄美大島の旅

 

☆郷土料理かずみ
〒894-0027 鹿児島県奄美市名瀬末広町15−16
googleMapで開く
TEL:0997525414
営業時間:17:00~23:00
定休日:月曜日

≫筆者:おのちん
≫来店日:2021.04.10

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