創作料理屋だったビッグヘビィキッチンから大重食堂へ転換したのは、第4回ワールドラーメングランプリで優勝をかっさらってからのこと。
賢い皆さんなら、すでにお気づきと思いますが、以前のビッグヘビィキッチンを日本語で言うと「大重」となるのです。
以前の創作料理屋さんも抜群に美味かったのですが、ラーメン屋さんに転換しちゃいましたねぇ。
んで、この提灯ですが「サイフォン」なんですよ。なんでサイフォンか、それはおいおい・・
さて入店すると、右手に厨房があります。そこにはいくつものサイフォンが並んでいます。これが七節ラーメンのスープを作る手段なのですわ。
つまり7種類の削り節を使いサイフォンでラーメンのスープを作るというのが純ラーメン七節なのです。
お昼時間をずらして立ち寄ったのですんなり入れました。12時から24時までの営業なので、おつまみメニューもいろいろありますね。
さて、一番奥のテーブル席に着席しました。
こちらは1品ものメニューです。夜だったら、まずはこのメニューで一杯やって最後に七節ラーメンで〆るというのが博多の正しい飲み方でしょうか。
もちろん注文するのは、純ラーメン七節950円です。平戸のあご(トビウオ)と自家製の牛節、豚節、鶏節、河豚節、鰹節、真鯖節、鰯節とまさに7種類の節でダシをとった「化学調味料なし」の無添化の健康ラーメンですね。
まずは炙りチャーシューのおにぎりをお願いしました。チャーシューが重なってミルフィーユ状態ですわ。
純ラーメン七節を待っている間に卓上をチェックする私。ん!「ふりかけ」研究所の所長の私には見逃せないものがありますね。
蓋をあけると、おおっ!これは7つの削り節のしぼりカス 再利用じゃないかな。
栄養素がぎっしり詰まった「ふりかけ」です。色と雰囲気が自然食品って感じさせますね。
柚子胡椒となんだかピンク色に染まった梅もやしが無料で置いてありました。ありがたや。
ついに待ちに待った「純ラーメン七節」がやってきました。まあビジュアルが良いですねぇ。透き通ったスープは和の出汁ですわ。
まずはサイフォンでダシを取ったというスープを頂きました。これはっ。料理人が作ったラーメンだけありますね。これ、ダシです。
出汁をスープにしたラーメンですな。
ゆで卵の茹で具合を見てください。
麺は福岡のブランド、ラー麦を使用しているそうです。
チャーシューは鹿児島産の茶美豚を美味い具合に仕上げてあります。
チャーシューを1枚頂いた後、梅もやしとふりかけをぶっかけました。
完食です。ボリュームは多めではないし、さっぱりしているので飲んだ後に食べても、もたれないんじゃないかな。
七節おでんもあるので、夜はやっぱ一献傾けてから〆の純ラーメン七節をいただくのがセオリーでしょう。
☆大重食堂
〒810-0023 福岡県福岡市中央区警固1丁目8−20
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TEL:092-741-0141
営業時間:ランチ:12:00~24:00
定休日:不定休
≫大重食堂 公式ホームページ。
≫筆者:おのちん
≫来店日:2020.10.16