こんにちは、はてはてマンボウです。今回は奥州平泉の地を回遊しています。平泉といえば、金色堂で有名な中尊寺よねえ。
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こっちの記事には、平泉までのアクセスも載ってますよ~
梓「中尊寺のすぐ近くにある毛越寺に来たんだね」
マ「も、もうえ……」
梓「もうつうじ」
毛越寺の概要
梓「850年、中尊寺と同年に慈覚太師(じかくたいし)こと円仁(えんにん)が創建したと言われている。一時荒廃したけれど、奥州藤原氏の第2代・基衡(もとひら)と、その子の第3代・秀衡(ひでひら)が、壮大な伽藍(がらん)を再興した」
マ「奥州藤原氏のもとで栄えたんですねえ」
梓「当時は中尊寺をしのぐ規模だったそうだよ。しかし、その後の戦乱の結果、現在ではその多くが失われている」
マ「諸行無常ですねえ」

The summer grass ‘Tis all that’s left 0f ancient warriors’ dreams.
梓「夏草や 兵どもが 夢の跡」
マ「はて、毛越寺に石碑が」
梓「この地を訪れた芭蕉が、奥州藤原氏の栄華と義経主従の悲運をしのんだのが、この句なんだ」
薬師如来をまつる本堂
梓「さて、境内を回ってみよう。まず見えてくるのは、本堂だ」
梓「毛越寺の本尊は薬師如来だ。ちなみに、毛越寺は天台宗のお寺だけど、マンボウちゃんはこれがどうしてかわかるかい」
マ「はて、見当もつきません」
梓「毛越寺を開いた円仁は、比叡山の座主(ざす)も務めた名僧。比叡山は天台宗の総本山だから、円仁が開いた毛越寺も、天台宗の一派だというわけだ」
マ「天台宗の偉い人が開いた毛越寺も、天台宗のお寺というわけですねえ、なるほどお」
「夢の跡」が続く境内へ
マ「境内の中心には大きな池が広がっていますねえ」
梓「境内の一番北側に控えるのは、開山堂。毛越寺を開いた円仁をまつっている」
梓「ここでは、大師像のほかに、大日如来像や欧州藤原三代の図像が安置されているよ」
梓「開山堂の南には菖蒲園が広がっている……はずなんだけど、冬は少し寂しい風景だね」
マ「境内の中心にある大きな池を見ながら、お寺の跡地を回っていきます」
梓「境内の南に位置するのは常行堂(じょうぎょうどう)。天台宗の重要行事をするための場所で、円仁が比叡山に開いたものに由来している」
マ「やさしいお顔の仏さまが近くにいらっしゃるのねえ」
マ「大きな境内に静けさが広がるお寺でしたねえ」
基本情報のまとめ
≫公式HP
〒029-4102 岩手県西磐井郡平泉町平泉大沢58
≫筆者:連理梓
≫来訪日:2016.12.12
※「はてはてマンボウのブログ」は移転しました。
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